「外国人ってなんか怖い」って思っていた私が、オーストラリアでワーキングホリデーして変わったこと

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こんにちは!三度の飯より飯が好きなTAEです!!

 

私は2014~2016年の間、オーストラリアでワーホリしてました♪

 

それまで、海外経験はほとんど無し。

 

THE★島国根性丸出しの私は、ワーホリする前まで「外国人=なんか怖い」って印象がありました。外国人の中でも、特に白人が怖かったですね。

 

あの彫りの深い顔、威圧的な声、すらりと長い手足なんか見ちゃうと「ひえええぇぇぇ怖いよう~~おかあさーーーーーーーん(T-T)」ってなってました笑

 

でも、実際にオーストラリアで2年間を過ごした今では、そんな「外国人は怖い」っていうイメージは、がらりと覆りました。今日はそんなことを書いていこうと思います。

 

 実は、めちゃくちゃ優しかった「ガイジン」たち

 

オーストラリアに着いたばかりの私は、英語もロクに話せず、まさに右も左も分からぬ状態。そんな中、シェアハウス探しをしていました。

 

オーストラリアでは、不動産屋を介さず、直接オーナーと電話でやりとりするのが普通でした。どうにかこうにか、つたない英語を駆使して、見学のアポを取るのはいいものの

 

 

現場まで辿りつけねぇぇぇぇえええええええええええ!!

 

 

極度の方向音痴の私は、地図を見ても、どっちに行ったらいいのか、さっぱり分からない!日本でだって道に迷うんだから、これはもう外国だとか言葉の問題以前なんだよね。

 

道に迷って困り果てていると、そんな私の気配を察してか、大抵の場合、地元の人たちが「大丈夫~?」って、声をかけて、助けてくれた。

 

 

え、、外人、、、めっちゃいいやつやんけ!!!(゚Д゚;)

 

 

(本当に「外人」なのは私の方なのだが笑)

 

 

「外人」たちに甘えまくる私

 

「ガイジン=怖い」と思っていた私であったが、実は彼らがとても親切だと分かったとたん、気を良くした私は、現地で少しずつ、彼らを使いまくっていた。の優しさに甘えることにした。

 

ちょっとでも道が分からなければすぐ聞けるようになったし、喉が渇いたら見学先で水をもらったり、なんなら次のアポ先まで車出してもらったり、夕飯食べさせてもらったり、あまつには、滞在先のホテルまで車で送ってもらったりまでするようになっていた。

 

あれ、どんどん厚かましくなってるな、、、。笑

 

 

エージェントなんかより、「現地の人」

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私は一応、無料のエージェントを使ったけど、エージェントなんかより、現地の人たちの方が、よっぽど頼りになった。エージェントの人は、どんなに「エージェント」として働いてようが、所詮日本人だし、英語ネイティブじゃないし、なんつーか、いわゆる「よそ者」なんだよね。

 

だけど、現地の人は違う。その国で生まれ育った人たちだから、英語はネイティブだわ(当たり前だけどw)、その国のこと色々知ってるわ、でめちゃくちゃ頼りになる。

 

一旦、外国人たちが優しいって気付けたら、もうエージェントなんて、一切頼らなくなった。仕事を見つけるのも、家を探すのも、何もかも、基本的に現地の人に聞くようになった。

 

私がオーストラリアに着いて、わりと早い段階で現地のゴリゴリのローカル企業で働けたのも、現地の人に「あのレストラン、前に韓国人の子が働いてたよ!」って教えてもらえたおかげ。

 

「お!あの店、ああ見えてアジア人に寛容なんや!よっしゃ!行ってみよか!」って、狙い撃ちできた。そんな、ピンポイントな耳打ち情報、ローカルの人じゃなきゃ知らないよね。

 

 

レジュメも現地の人にお手伝いしてもらって作った

最初は、エージェントの人が作ってくれたレジュメを配っていたんだけど、オーストラリア人の友達に見せたら「ナニこれ!ヘン!こんなの見たことない!」って一蹴されてしまった。

 

そんなわけで、「じゃあどうやったらいいのっ?!」って言って、レジュメ作りも助けてもらった。それで、そのレジュメを持って、ローカルレストランに飛び込んだら、即採用してもらったってわけ。

 

お店探ししかり、レジュメ作りしかり、ホント全部現地の人に助けてもらった。

 

 

大変な海外生活だからこそ、現地の人に助けてもらう。

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ここまで読んで、こう思った人もいると思う。

 

「でも、あんまり人の力に頼っちゃいけないんじゃないの、、?」

「自分の力でやるから、意味があるんじゃないか?!」って。

 

これには、2つ言わせてもらいたい。

 

1、自分一人の力で乗り切れるほど、海外は甘くない

 

例えば、シドニーあたりの大都市で、ジャパレスで働いて、いつも一緒にいるのは日本人ばっかで、、、っていうワーホリ生活を送るのであれば、日本にいるのと大して変わらないから、自力でやっていけるかもしれない。

 

でも、「そんな生活はイヤだ!もっと海外ならではのことをしたい!」というのであれは、それなりに大変になってきます。

 

日本に住んでいると、そりゃもう自分は日本語のネイティブなわけですから、全く感じることはありませんが、言葉の壁って、思ったより、ずっとずっと高いです。軽く手足をもがれたくらいのハンデ。自分が一気に小学生くらいになった気分になります。

 

どんな感じかっていうとね、、例えば、新しい州に旅立つために、バスで空港に向かってたとする。すると、いきなりそのバスが止まって、アナウンスが流れるわけ。んで、もちろんそのアナウンスが分からない。だから、一人だけ何が起きてるのか分からない状態。

 

日本だったら、なんなく理解できるから「ああ、この先渋滞が起きてて、ここで10分待つのね」ってなるけど、海外だとそうはいかない。特に、次の飛行機の乗り継ぎがからんでたりすると、もう軽くパニックになりそうになる。

 

そんなとき、気軽に隣の人に「今何が起きてるんですか?」って聞けると、もう話は早いよね。つっても、その隣の人が何言ってんのか分かんなかったりするから、「マジで!マジでもっとゆっくり!」って言いまくって、3歳児相手並みにゆーーっくり話してもらう。それで、ようやく理解できる感じ。

 

ホント、日常のささいな事でも、人の力借りまくりになりますよ。

 

2、人に助けてもらう大切さに気付ける

 

いや、これマジで私が海外に行って、思ったんですけどね。

 

「人に助けてもらう」ってめっちゃ大事ですね。

 

これは何も海外にいるときに限ったことでもなくて。日本にいてもそう。

 

私はなぜか昔から「人に助けてもらってはいけない」「全部、自分で出来なければいけない」「自立した、立派な大人にならなければならない」と思い込んでいて。

 

人に何かをお願いするのに、とても抵抗がありました。(そういう人、多くないですか~?笑)

 

だから、海外にいるときでも、なんでも自分一人で出来るようにならなければいけないと思っていたし、他人に頼るなんて、もってのほか!って感じだった。

 

でも、現地でのあまりに高い言葉の壁や、文化の違い、様々なトラブルに見舞われて、ある時ついに、「もう無理!こりゃ助けを求めないとやってけん!」って降参してからは、徐々に人の力を借りられるようになった。

 

 人の助けを借りて分かったこと。それは、人って、自分が思っているより、ずっとずっと温かいっていうこと。力になってくれるってこと。

 

「人に頼っちゃダメ」なんて言ってたけど、なんてことは無い。本当は他人を信じていなかっただけ。「こんな私なんかが、助けてもらえるわけない」って、勝手にいじけてただけ。断られるのが怖くて、頼んでなかっただけ。

 

うわっ!自分どんだけネガティブな思い込み持ってたんだよ!って気付けたけど、そういう自分の内面の深い部分に気付けるのも、ワーホリの醍醐味だと思います。

 

 

自分自身をより知れるのが、ワーキングホリデー

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もちろん、日本にいたって自分自身の新たな発見をすることだってできるし、成長もできる。海外にいなければできないってわけじゃない。

 

ただ、海外にいた時の方が、なんていうか、そのスピードが速いし、内面の変化が容易に起こる。

 

日本にいれば、自分はその国の言葉や文化など全てを熟知した、最強の立場でいられる。(普段はほぼ無意識だけどね)慣れ親しんだ土地にいるんだから、自分が率先して積極的に新しい環境に飛び込んでいかないと、なかなか劇的な変化は起こりづらい。

 

しかし、ひとたび海外に出れば、今まで自分の培ってきたものがとたんに通用しなくなる。海外にいれば、もう、全てが新しい世界。特に最初の一年なんて、特に自分が何もしてなくても、あっちの方から勝手に新しいことがガンガンやってきて、勝手に自分を見直さざるを得なくなってくる。

 

あっちから、異物をガンガンぶつけられるもんだから、自分の脳内では常時、異物混入しまくりの、大パニックなわけですよ。そこで、自分でも思ってもみなかった化学反応が起こる。自分の人生を、強制的に洗い直させられる感じ。

 

ワーホリを通じて起きた、私にとっての最大のパラダイムシフトの一つは、「もっと、人に頼ってもいい」ということだった。小さい頃から、なんでも自分一人でできるようにならなければいけないと思っていたから。

 

世間の温かさや、人の親切さに気付かせてくれた。それが私にとってのワーキングホリデー。