ワーキングホリデーに、明確な目的や理由なんか無くてもいい!

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こんにちは!TAEです。2014~2016年まで、なんの崇高な理由も、釈然とした目的もないままオーストラリアでワーキングホリデーしていました!

 

ところで。「充実したワーキングホリデーするには、明確な目的が必要」って、よく言いますよね。

 

・帰国時にはTOEIC850点以上になる

・ローカルのレストランで働く

 

とか、なんかそんな感じの。

 

ええ、ええ、分かります。

 

でも、そう考えちゃうと、「じゃあ、明確な理由がないと、ワーホリしちゃいけないの?」っていう素朴かつ根源的な疑問が出てきてしまうと思います。現に私がそうでした。

 

私がワーキングホリデーしたかった理由は、「なんとなく、海外に興味がある」っていう、最近の女子大学生がよくしてる髪型以上にゆるふわなものでした。

 

だから、「そんな曖昧な理由で、ワーホリしちゃっていいのかなぁ?」って迷っていました。ワーホリする前の私は、常識にまみれた、頭ガチガチの人間だったので(笑)でも、同じように考えてる人、けっこういるんじゃないかなぁと。

 

 

そんなとき、私の背中を押してくれたサイトを発見!そこにはこんな感じのことが書いてありました。

 

 

 

「ハッキリとした目的なんてなくてもいい。目的なんて、途中でどうせ変わるし。あと、海外でワーホリしたい人って、今の生活にどこか疑問を抱いてる人だから、それをなんとか打破する糸口にしたいっていうのも立派な理由。海外で生活すれば、なんかこう、、化学変化が起きるんじゃないか。って。それでもいいんだよ」

 

 

これを読んで、「おお!明確な目的なくても、海外行ってもいいんだ!」って、安心しました。と同時に、「海外で生活すれば、なんか起こるかもしれない」という期待。私が求めてたの、まさにコレや!!って、目から鱗が落ちる思いをしましたね。

 

 

その当時は、ワーキングホリデーに関する情報収集をしていたんですが、なんかどのサイトも「明確な理由が必要!」ってごり押ししてたんで。勇気もらいましたね。

  

 

明確な目的や理由なんて、いらん!!

 

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それで、明確な理由や目的など、一切持たず、2年間オーストラリアでワーホリしたわけですが、、、

 

実際にワーホリしてみて、思ったこと。

 

ワーホリするにあたって、明確な目的や理由なんて、なくても全然OKだなって。

 

もちろん、あってもいい。でも、無くても大丈夫だっていうこと。そう思うに至った理由をつ言います。

 

 

①行ってからでも見つかるから。

 

私がまさにこのパターンです。私は本当にただ漠然と「海外に行ってみたい」という好奇心だけでワーホリスタートさせました。そして、最初は語学学校行って、ジャパレスで働いて…という、まさに日本人ワーホリのテンプレみたいな生活を送っていましたが、、、

 

ラウンド(各地を旅すること)に出て、状況は一変!!私がドハマリできるものに出会ってしまったのです!

 

それはウーフ(WWOOF)。オーガニック農家で無給で働く代わりに、食事と宿を提供してもらえるというシステムなのですが、、、これが、混沌と喧騒にまみれた、乾いた大都会TOKYOで生まれ育った私にはツボでした。

 

毎日、土にまみれながら、健康的な野菜を収穫したり、苗を植えたり、雑草取ったり、、もうその全てが、超超楽しかったんです。

 

楽しかったのは、仕事内容だけではありません。お金をもらえない代わりに、ホストファミリーとの、強固な人間的つながりができました。

 

もちろん全てのウーフがそうではありませんが、私が行ったところの多くが、私たちウーファー(ウーフをする人のこと)を家族の一員として、手厚く扱ってくれたんです。休みの日には一緒にケーキを焼いたり、地元の名所に連れて行ってもらったり、、本当に、今思い出しても、最高の思い出ができました。

 

私は、ワーホリ生活途中からこのウーフの虜となり、計10カ所ものウーフを回ってしまいました。

 

やはりポイントは、私が初めから農業に興味があって「オーストラリアの農家を学んでみたい!」などと思っていなかった点ですよね。あくまでも、ウーフは道の過程で見つかった、私の「ワーホリをする目的」だったんです。

 

 

 ②目的や、理由に行動を縛られてしまうから。

 

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世間一般的には、目標を持ってがんばることって良しとされてますが、最近私はこの考え方に懐疑的なのです。

 

これは何もワーホリに限ったことではありませんが、なにか大きな目標を持っているときって、とかくそれに集中しすぎてしまって、他の可能性に目を向けられなくなってしまうんですよね。 

 

たとえば、オーストラリアに行く目的として、よくあるのが「英語力を伸ばしたいから」というもの。だからひたすら英語の勉強をがんばって、語学学校の宿題を毎日しっかりとこなして…という日本人はちらほら見ました。

 

でも、せっかく海外に来ているのだから、もっと違う体験もしてみたらいいのに。と個人的には思います。目標があると、そればかりに集中して、他の体験をするということが、盲点になってしまうんですよね。

 

勉強ばかりしてないで、学校もホリデーをとって、どこか全く違う州に行ってみるとか、働いてみるとか、すごく大事。そうした新しい経験を通じて、自分の世界も広がるし、結果的に英語も飛躍的に伸びる。

 

今持っている「目標」なんて、今までの自分の狭い価値観の中で見つけたもの。せっかく広い海外に出てきたんだから、今までの自分が作り上げた目標に縛られるなんてもったいない!もっと色んな経験をして、新しい世界を見た方がいい。新しい概念を得れば、また新しい自分に出会えて「あ、ホントはこっちのほうがやりたいかも」ってことになりやすいから。

 

 →ワーホリ中は、今までの自分の既成概念をぶっ壊すチャンス!行動を制限せず、色んなことに顔を出してみよう!

 

 

③「ワーホリの充実度」と「目的」に相関関係は無いから。

 

私がワーホリ前に情報収集していた時に、よく見た文言。

 

「しっかりとした目的もなくワーホリしてしまうと、ただ何となく時間だけが過ぎ、友達も日本人ばかり…のような、冴えないワーホリになってしまいます。ワーホリを充実させるには、明確な目標を持ちましょう!」

 

これ一見正論だけどさ、本当にこれが合ってるとすると、ワーホリ前に明確な目標を持ってた人のワーホリはみな充実してて、持ってなかった人のワーホリは冴えなくなるってことだ…よね?

 

いや、私はハッキリとした目標など持ち合わせていなかったけど、めちゃくちゃ充実したワーホリを送ったぞ?!というか、私の周りの「こいつ、めっちゃ楽しそう」って感じのワーホリ勢は、総じて「なんとな~く海外に興味があった」っていうゆるふわ層だったYO…(´・ω・`)

 

 それに対して、しっかりとした目標を持っていた人、たとえば「帰国したら、児童向けの英語の先生になりたいYO!」っていう人見たけど…。帰国する直前に「全然自分の英語力が伸びてない!」ってぎゃん泣きを始めてた。

 

私は、「そりゃそうだろ」と思ったよ。だってその子、確かにいつも学校の宿題とかちゃんとしてたし、学校に真面目に通ってたけど、全然外に出て、オーストラリア人たちと話すことをしてなかったんだもん。

 

「英語の勉強」だけにこだわらず、もっとクラブにでも遊びに繰り出してた方が、よっぽど英会話力は伸びたと思う。

 

 

そもそも、「友達は日本人だらけ、使う言語も日本語だけっていう、イケてないワーホリを送ってしまった理由=明確な目的がなかったから」っていう、すべての原因を「目的の有無」のみでジャッジする、安易な発想はいかがなものか…。

 

ワーホリが充実しなかった原因って、「勇気」とか「人間力」とか「人に頼る力」とか…もっとその人の「性格」や「考え方」の方が大きいと思う。

 

 

 ④目標なんて、変わるものだから

 

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な~んか日本って、「石の上にも三年」的な、一つのことを成し遂げるのが偉いっていう風潮があると思いますが…。今はもう、そんな時代じゃない。

 

インターネットやスマホや、どんどん新しいものが登場して、時代がどんどん変化している。だから、自分の考えも、どんどん変化していっていい。っていうか、それが自然。

 

だって、今、昔にはなかった職業っていっぱいあるじゃん。スマホのアプリ作る人とか、ユーチューバーとか。人生の途中で、「あ!それいい!」ってものに出会ったら、サクッと方向転換して、そっちに舵を切っていい。

 

それに、実際に自分のやりたかったものにチャレンジして「あ、違ったな」って思ったら、それも速やかに止めていい。てか、やめろ。

 

「せっかく始めたんだから…」って、もうピンときてないのに、無理して続けなくていい。このへんは、恋愛と一緒。もう好きでもない男と、「せっかく付き合い始めたんだし…」なんて無理して付き合わなくていいでしょ?時間の無駄。

 

だからつまり、そんなに「目標」にこだわらなくてもいい。始める前に決めた「目標」

なんて、変わることもあるから。そんな不確かなものがあるか無いかで、ワーホリするかどうか決めなくていい。

 

⑤「海外に行きたい」その直感は当たるから

 

ここから最大限スピリチュアル発動させます!(笑)

 

その「なんとなく行きたい」って、宇宙からのメッセージなんですよ。「宇宙」でも「神」でも「ハイヤーセルフ」でも「大いなる全て」でも「内なる自分」でもなんでもいいんですけど。

 

「海外に行ってみたいな」っていう、そういう自分の「ふと」を大事にしてあげると、人生って劇的に変わる。これは私の人生経験からいって、絶対だって確信してる。

 

今までの私は、そういう「ふと」を全然当てにしてなかった。なにか直観で「こっちにしたい!」って思っても、すぐ頭の声が出てきてた。

 

「そんなことする必要ない。」

「無駄無駄無駄無駄ァァァァァァァァ!」

「お金かかるじゃん!」

 

などなど。でも、いつからかなぁ?たぶん、三年前に心屋仁之助さんのブログ読み始めたくらいからかな?そんな頭の声よりも、「自分がやりたい!」って閃いたことを大事にした方が捗るって気づいた。

 

なんで直観を信じた方がいいの?って聞かれても、理由なんてない。「なんか知らんけど」、です。

 

なんでかはよく分かんないんだけど、直観を信じると、大体うまくいく。そんな経験ありますよね?

 

だから、今自分が感じている「海外に行きたい」っていう想いは、大切なメッセージ。具体的な理由や目的なんていらないから、その自分の直観を信じて、行動に移してあげて!自分を大事にするってそーゆーこと。

 

 

まとめ

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ワーキングホリデーで海外に行く人で、ハッキリとした目的がある人ってたくさんいると思います。

 

でも、それと同じくらい「なんとなく、海外に呼ばれてる感じがする」「以前から、どことなく海外に住んでみたいと思っていた」などという、非常に曖昧かつゆるふわな理由で、ワーホリに興味がある人もたくさんいると思うんですよね。

 

 島国根性旺盛な我々日本人にとって、海外に住むことって大きなことだから、「そんなあいまいな理由で、決めちゃっていいのかな…?」って不安になるところだと思います。

 

私は、断言したい。あいまいな理由でいい!と。

 

理由なんて、後からいくらでもついてくる。っていうか、本来、何かを始めるときに、大きな理由なんている?

 

子供の時に、サッカーやピアノ始めたときって、別に大きな理由なんてなかったはず。「ちょっとボール蹴ってみたい」「なんか楽しそう☆」そんなノリ。

 

そんなライトなノリで始めて、だんだんとその魅力に憑りつかれて、気づいたら仕事にしていたり、人生の趣味になってたりする。海外に行くのも一緒。

 

始める前に、理由なんか必要ない。気になるならやってみる。ダメだったら、またやり直せばいい。私はそういうふうに生きるようにしたら、人生マジで生きるの楽になったし、楽しくなったし、幸せだなって感じることが増えていったよ。

 

 

「海外行きたい!」って思ったときに、別に理由なんかないよね。「行きたいから、行きたい」それでいいと思う。人生、シンプルに生きたい。