オーストラリアと日本の違いを、ワーキングホリデーした私が一挙にお伝えします!

こんにちは!TAEです☆

私は以前オーストラリアに、ワーホリで二年間滞在していました。その二年間を通じて、「日本とオーストラリアの違い」をいくつも発見しました。数え上げればキリがないですが、その中でも、特にTAEが興味深い!と感じたものを、今回はお届けします♪現地の人のリアルな声と共に、ダイナミックにお伝えしたい所存でござりまする!

それでは、いってみましょ~♪

多文化主義 色んな国の人がいる!

「オーストラリアは他民族国家で、多くの移民を受け入れている。」というのは、知識では知っていました。でも、やっぱり聞いただけと、実際に目にするのは、全然違いますね!

私がシドニーに到着して、まず最初に驚いたことは「本当に色んな人種がごっちゃになってる!すごい!」ってことでした。シドニーのシティを歩いていると、色んな肌の色の人が、それぞれの民族衣装を着て普通に歩いていることが、日本人の私にはとても新鮮でしたね。

そんな状態に慣れ切ってしまった後に、日本に帰国して、まず思ったことが「日本って、日本人ばかりいる!」でした(笑)日本にしか住んだことがなかったときは、それが当たり前だったのですが、オーストラリアに慣れてしまったら、ちょっとそれが違和感に感じました。(悪い意味ではないです)

「様々な文化を受け入れる」という姿勢

ちょっと乱暴に言っちゃいますけど、日本って「みんな一緒にしよう」っていう、風潮があると思うんですよ。ちょっとでも人と違うことしてると、変に浮いちゃうみたいな。

でも、オーストラリアって、こんなにもみんな民族やら宗教やら肌の色やら文化やらが違うので「人はみんなそれぞれ違うよね」っていう価値観が、日本より根付いていると感じました。

たとえば、駅員さんの服装ひとつにしても、TAEがシドニーの駅で見かけた、日常の一コマ。駅員さんが、制服を着てはいるんだけど、頭にターバン巻いてたんですね。ルールの厳しい日本だったら、まずありえないですよね。「勤務中は、そんなの外せ!」って言われちゃうと思います。

でも、オーストラリアでは「制服着用の勤務時でも、ターバンかぶってていいんだ!」と新鮮な驚きを得たと共に、「多文化主義ってこういうことか…」と、妙に納得したものでした。

ちなみに、そんな状態に慣れて帰ってきた私。今は日本の職場で働いていますが、やっぱり日本って「みんなと同じじゃないと、ヘン」って風潮ですよね。ちょっと私が、人と違うことしてるだけで「ヘンな人~」とか言われて、正直、マジめんどくさいです笑

これは、海外から帰ってきたとたん、「だから日本人は~」って妙に日本人叩きする海外かぶれになっているというわけではなく笑、もともとこういう性格なんですよ、わたし。

日本にしか住んだことなかった時代から、いつどこに行っても変わり者扱いされて、罵倒されて、ホント生きづらいったらなかったですね。

その意味では、オーストラリアの方が生活しやすかったかな?日本よりは、「相手との違いを受け入れる」文化なので。

あ!でも、もちろん日本も大好きですよ!日本には日本の良さがあるので、しばらくは日本に住んでようと思っています。

②深刻な水不足 シャワーは5分以内?

日本では、どこに行っても水は豊富にあり、水を「貴重なもの」と考えたことなんてあまりないと思います。しかし、オーストラリアでは違います。シドニーなどの大都市にいるとあまり感じないかもしれませんが、特に内陸部に進めば進むほど、水不足を感じずにはいられなくなります。

私は地方のオーガニック農家(ウーフ)を10か所以上周りましたが、どこに行っても、「シャワーは短く!」と言われたものでした。日本人感覚で、シャワーを1時間浴びたり、歯磨き中に蛇口の水を出しっぱなしにするなど、言語道断です!

最初は「ええ…」と思ったTAEでしたが、人間、慣れですね☆1週間以内に、5分以内でシャワーを済ませる術を身に着けました。

あと、シャワーを毎日は浴びない人も多かったですね。日本では毎日お風呂に入らないなんてちょっと…って感じかもしれませんが、オーストラリアでは、そこまでおかしいことではなかったです。

洗剤を洗い流さない?

これも、水不足ゆえなのでしょうが…1番びっくりしたのは、食器についた洗剤を洗い流さないこと!オーストラリアでは、こんな食器の洗い方が一般的です。

①シンクに温かいお湯をはる

②そのお湯に、洗剤を入れて、あわあわにする

③泡だらけになったシンクに、食器を入れ、スポンジで汚れを落とす

④シンクから食器を取り出し、あわあわしたままの食器を、食器立てに置いて、おしまい♡

食器についたままの洗剤を、洗い流したりはしません!最初は、「おいおい!洗剤ついたままじゃん!」と思って、日本人感覚で丁寧に洗い流していたのですが…

それをホストファミリーに見つかり、「洗い流さなくていい!」と言われてしまいました。「え…うそ…体に悪いやん…」ってドン引きしたTAEですが、人間、慣れですね☆1週間もすれば、あわあわした食器を、勢いそのままに食器立てに置いたり、そのままタオルでふき取り、棚に戻すことに、何も違和感を覚えなくなりました♪

オーストラリア人の友達に、実際どう思ってんのか聞いてみた

TAE「ねぇ!なんかさ、オーストラリアって、食器洗うとき、洗剤流さない人多いよね?!」

友達「いやぁ…僕はちゃんと流すけどね…。うん、流さない人も多いね」

TAE「なんで流さないの?だって、洗剤なんて体に悪いやん!」

友達「いや、でもほら、洗剤の泡って、時間たつと消えるじゃん?」

TAE「うん?まあね?化学物質は残ってるけどね?」

友達「だから、目に見えなくなるからそれで全部『It's gone.(なくなっちゃった♡)』みたいな?笑」

TAE「なにそれ怖い笑」

 

最低賃金が高い!

続きまして、「みんな大好き♪お金の話」です('ω')

ワーホリでオーストラリアに行く人は、現地で働く人も多いと思いますが、時給に大きな違いがありました!

最低賃金は日本の2倍?

職種や地域にもよりますが、たとえば、レストランでのバイトの場合、最低賃金は16~18ドルくらいです。日本とは大違い!さらに、土日に働くと、1.5倍と法律で決まっていますので、時給25~27ドルになったりします。通称ダブルペイと呼ばれていて、文字通り、時給2倍のところも多いです。私の日本人の友達が働いていたレストランでは、平日時給18ドル、土日祝日は時給36ドルでした。
さらに、バレンタインデーともなると時給50ドルに跳ね上がるらしく、恋人のいないぼっちお金が欲しい人は、進んでシフトに入っていたようです。

日本で土日に働くのは損?

この感覚に慣れ切ってしまったその友人は、「日本じゃダブルペイないから、絶対土日入りたくないよね。入り損って感じ」って言いきってました(笑)確かにそうですよね。

ちなみに、オーストラリア人の子に「日本じゃダブルペイないんだよ」って言ったら「ええ?ダブルペイないの?!」と逆に驚かれてしまいました。そして、やっぱりその子にも「レストランなんて土日が忙しくて、平日より労働量が多いのに、時給が同じなんて、絶対入りたくないわ」って言われちゃいましたね(笑)

ちなみに、給料の支払いも、日本では月払いが主流ですが、オーストラリアでは週払いのところが多いです。働いてすぐお給料が入ってくるので、嬉しかった記憶があります♪給料だけでなく、シェアハウスの家賃も週払いのところが多いですね。

個性的な、オシャレなカフェが多い。

コーヒーがマジでうまい!

住むまで知らなかったのですが、オーストラリアって、すごくコーヒー文化が根付いてるんです!街を歩いていると、あちこちにカフェがあって、しかもそれが、チェーン店じゃなくて個人店なんです!内装もめっちゃ個性的でオシャレ!それぞれの店に、バリスタがいて、その店独自のこだわりコーヒーを出してくれる。
私は、日本にいたときはコーヒーなんて全然飲まなかったのですが、オーストラリアに来てから友達に「オーストラリアのコーヒーおいしいよ!」って言われて、試しに飲んでみたら…「うまっ(゚Д゚;)!」の一言に尽きました。

TAEの人生で初めてコーヒーを「おいしい!」と感じた瞬間でしたね。それからはちょくちょく飲むようになりました。なんか日本のコーヒーって薄くて苦いんですけど、オーストラリアのコーヒーは、まろやかで渋みが少なくて、コクがあるんですよ。(←Mr.味っ子か)

コーヒーの味も、店によって全然違うので、休日に彼氏や友人とオシャレなカフェ巡りをするのが楽しみになりました☆

スターバックスがイケてない?!

ちなみに…日本ではスターバックスって、めっちゃ流行ってるじゃないですか。首都圏なら、どこに行ってもあるし、「スタバってなんかオシャレ♪カッコイイ!」ってイメージですよね?

そんなスタバはオーストラリアにも進出したのですが、オーストラリアでは全く流行らず、多くの店舗が閉鎖に追い込まれました。日本での隆盛を知ってる私にとっては、ちょっと意外でしたが、よく考えてみればそれもそうだなって思います。

だって、豪では内装もコーヒーの味もこだわっているオシャレな個人店がそこら中にひしめき合っているんだから、わざわざチェーン店のスタバに行って、同じ味のコーヒーを飲む必要がないですよね。

「スタバでコーヒー飲んでる俺、イケてる☆」の図が、オーストラリアでは全く通じなかったのが、日本人の私にとっては、とても新鮮でした。

「コーヒー」と言うだけじゃ注文できない?!

そんなふうに、コーヒー文化が根付いているオーストラリアですから、カフェで「コーヒー」と注文しても、「コーヒーのなに?」って聞き返されてしまいます。「ラテ」「ロングブラック」「カプチーノ」「フラットホワイト」などなど、種類が豊富だからです。

慣れない最初のうちは、「なんでこんなにいっぱいあんねん!そんな違い分からんわ!」とツッコみたくなったTAEでしたが、慣れれば気分で味を変えられるので、より楽しめるようになりましたね☆

オーストラリアのコーヒーが恋しい…

これはオーストラリアで留学やワーホリしていた人あるあるネタなのですが…。そんな本格的なエスプレッソコーヒーに慣れてしまった後、日本に帰国すると「オーストラリアのコーヒー飲みたい!」ってなっちゃうんです(笑)

日本のコーヒーって薄いんですよね。TAEのまわりのオーストラリアワーホリ組は、こぞって「あのコーヒーがまた飲みたい…」とこぼしております(笑)

まぁ、もちろん日本には、オーストラリアにはない美味しいものがたくさんあるので、それはそれでいいんですけどね!

⑤教育 学校に通わなくてもいい?!

オーストラリアでは、義務教育を家庭で受ける、「ホームスクール」を選択することができます。学校には行かず、家で親が子供に勉強を教えるんです。日本では違法ですが、オーストラリアでは合法です。

日本人感覚を持つTAEからしたら、「え、学校通わせなくても大丈夫なの?」って思っちゃったんですが、オーストラリアでは、国土が広すぎて、田舎の方では、とても全ての子供が通える範囲に学校を設立するのが無理なんだそうです。

また、物理的には可能でも、親の教育方針で、学校ではなく、ホームスクールを選択することも可能です。

日本に居るときは知らなかったんですが、知るきっかけとなったのは、オーストラリア人の友人の発言。

友達「うちは家族の仲がすごくいいんだ。僕が10歳くらいからは、キャンピングカーで、何年もかけてオーストラリアを周ったんだよ」

TAE「え!すてき!でも、学校は行かなかったの?」

友達「ホームスクールで、親が勉強を教えてくれたんだ」

TAE「へぇー!そんなのあるんだ!」

彼の両親は敬遠なクリスチャンなんだそうで、彼は穏やかで優しくて、でも自然が大好きな、すごく個性的なめっちゃ良い子でした。印象的だったのは、彼くらいの年(20代)男子にありがちなF*ckとか汚い言葉を絶対に使わなかったこと。言葉遣いが段違いに美しかったです。これも学校で、スラングを使い倒す同級生たちと触れ合わなかったからかな?とTAEは勝手に思いました。

ホームスクールのメリット

他にも、ホームスクールを選択している家庭に遭遇しました。興味津々だったTAEは、どうして学校を選択しなかったのか。そのママさんに聞いてみました。すると、こんな答えが返ってきました。

ママさん「だって、この子のことを、一番良く分かっているのは、私よ。どんな先生よりもね。」

TAE「ホームスクールだと、どんな利点があるんですか?」

ママさん「たくさんあるけど…その時その時の、子供の興味によって、科目を変えられることかな。ああ、今この子はアートに興味があるから、たくさんやらせてあげよう。算数は後回しにしようとか。学校だと、そうもいかないでしょ」

ホームスクールのデメリット?!

TAE「それだけ聞くと、めっちゃ良く聞こえますが…。やっぱり、「友達できるのかな?」って心配になりますね」

ママさん「じゃあ聞くけど、あなた、学校で知り合った友達で、今も連絡取り続けてる人って、何人いる?」

TAE「…!!5人くらいですかねぇ…」

ママさん「ほら、そんなに多くはいないでしょう?学校で出会うクラスメイトたちって、単に同い年ってだけで、自分と気が合う人たちってわけじゃない。」

TAE「ぐぅの音の出ないっすね」

ママさん「だから、友達が欲しかったら、近所の家に遊びに行ったり、習い事や地域のコミュニティに積極的に参加すればいいだけ。ちょっとした努力で解決できる問題だと思ってるわ。」

…とまぁ、完全論破されたTAEでした(笑)

学校は、必ず行かなければならないもの?


こうした話し合いを通じて、確かに自分は「学校には行かないといけない」「学校に行かなければ友達ができない」という固定概念に縛られていたなぁと気付けました。

通える距離に学校があったとしても、各家庭の教育方針によってホームスクールを「選択できる」、という自由度の高さに、オーストラリアならではの日本との違いを感じました。

私のオーストラリアの友人も、「学校の授業では物足りなすぎる、もっとレベルの高い勉強を個別にした方が良いという理由で、ホームスクールを先生から勧められたことがある」と言っていました。TAE個人的には、この柔軟さは羨ましい限りです!

⑥歴史が浅い オーストラリア料理なんてない?

私は現地のオーストラリア人に「ねぇ、オーストラリア料理ってなにがあるの?」と、幾度となく聞いたことがあります。そして、返ってくる答えはいつも同じで、「え…いや…うん…無い…かな?」でした。

これ、日本育ちのTAEは、地味に衝撃を受けました。だって、日本人だったら、こんなんいくらでも答えられるじゃないですか!「寿司、そば、てんぷら、刺身、お好み焼き…」って!

一番びっくりしたのは「え?オーストラリア料理?そんなん今まで考えたことすらなかったな…いや、マジで何だろう…(沈黙)あ!ピザとか?!」って言われたとき。

「そりゃイタリアンだろうがぁ!」と心の中でツッコミつつ、「母国の料理」という概念すらない人もいるんだなぁと思ったものでした。

「母国の伝統」がある日本は羨ましい?

そして、たまに言われるのが「私たちの国は歴史が浅いから、そういった、独自の料理とか、歴史的な建造物とか無いのよね。日本はそういうのがたくさんあるから、羨ましいよ」というセリフ。

TAEは、オーストラリアに滞在するまでは、そういった日本の伝統的なものを「あって当たり前」のものだと思っていたので、オーストラリア人にそう言われて初めて「あ、当たり前ではないのだな」と思いました。

海外に来ると、日本のことを再発見できる、というのは本当ですね。

 

まとめ

以上が、TAEが感じた、オーストラリアと日本の違いです!

やっぱり、国によって考え方や文化が違うので、オーストラリアに住んで、現地の人から直接こういう興味深い話を聞けたのは良かったですね。

 

「海外に行くと、逆に日本のことが良く分かるようになる」と良く聞きますが、これは本当ですね。比較対象を持つからこそ、日本のことをより理解できるんです。

たとえば、30cm定規だけを持っていても、それが「長い」のか「短い」のかって判断できないじゃないですか。隣に1mの定規や、15cmの定規を置いて初めて、「あ、これは長い。短い。」って判断できる。人間の脳はそういうふうになってるって聞いたことがあります。

 

これは文化にも言えることで、日本の文化だけしってても、ぶっちゃけ良くわかんないんですよ。他の国の、かなり横柄に振る舞う人たちを見て、初めて「あ、日本人って礼儀正しいって言われるけど、ホントなんだな」って気付けるように。

 

日本だけにいても、みんながそうだから、気付けないんですよね。

 

私は、ワーホリでオーストラリアに行って、英語が話せるようになって帰ってきたので、みんなに「英語話せていいな~」って言われるのですが。

 

個人的には、英語力なんかよりも、こうした他の国の文化をしり、自分の考え方の幅をむちゃくちゃ強制的に広げられたことの方が、よっぽど価値があると思っています。

この感覚も、一度海外に住んでみれば、分かると思いますよ!