【英語の勉強法】私が英語を話せるようになった方法①学ぶ理由をハッキリとさせよう!

こんにちは!オーストラリアに2年間住み、英語が話せるようになって帰国したTAEです。現在は、英語を使ったオフィスワークをしています。

↑こういうことをいうと「えええ!私も英語話せるようになりたぁぁぁい♡」と言う人がわんさか出てくるのですが、大抵、非効率的な学習をしていることが多いです。「具体的にどうやったら、最短距離で話せるようになるのか?」を知ってる人は、私の体感では少ないように感じます。

なので、今回から、私がどうやって1~2年という短期間で英語を伸ばしたか、シリーズ化して書いていこうと思います。日本生まれの日本育ち。小中高大と、ごく普通の日本の教育を受けてきたTAEが、実践と検証を重ねに重ねて、泥臭くも、実際に英会話力を身につけた方法ですので、必ず参考になると思います。

むしろ、これ以外の方法があったら、私が!私こそが知りたいので、私に教えてください笑 

あと、この方法はそれなりに努力を要しますので、

「たったの3日で英語ペラペラ♪」

「寝てるだけで話せる☆」

「聞き流すだけで英語脳に切り替わる♪」

系の桃源郷のような、夢物語のような「持つだけで彼女が出来て、仕事が見つかって、病気が治って、宝くじが当たる魔法のブレスレット☆」のような話ではないので、本気で英語を伸ばしたいわけではない方、努力はしたくない方は読まない方がいいと思います。では、さっそく行ってみましょう♪

 

英語を学ぶ理由を明確にする

「へ?そんなことかよ?」って思われると思うけど!!あの、これがマジでとにもかくにもめちゃくちゃ大事なんです!!超超重要なのに、ないがしろにしてる人もすごく多い!!

ちょっと自分の胸に問いかけてみて下さい。「私は、どうして英語を学びたいんだろう?」って。理由は様々だと思います。

「海外旅行先で、現地の人と話せるようになりたい」

「仕事で必要(になるかも)だから」

「なんとなく、カッコいいから」

「白人にモテたい、パツキン美女をゲットしたい」

とかまぁ色々あると思います。

どうして理由を明確にするのが大事かと言うと、それによって、学ばなければならない英語の範囲が、全く異なってくるからです。

 

旅行で英語使いたい人、仕事で英語使いたい人

旅行で英語使いたい

 たとえば、「海外旅行で、現地の人と、ちょっとだけ会話を楽しみたい☆」という人が、TOEICの勉強をするのは、全くもって遠回りだし、無駄です。「ちょっとした会話」ならば、TOEICで出てくる言い回し「発注部門のマネージャーが解雇され…」とか「セールス部門からの確認メール」など、絶対に使わないからです。

使わない英語など、覚えたってしょうがない。なのに、これをひじょ~~~に多くの人がやっている!もったいない!

海外旅行で現地の人と話したいのなら、もっと自分自身のことを英語で話せるようにすべきです。「私は日本から来て、週末は〇〇をするのが好きです」とか、そういうこと。「え?そんなこと?」って拍子抜けするかもしれないけど、「そんなこと」すら流暢に話せる人が少ないですよね。「自分自身のこと」は、誰かと会話するときに絶対に絶対に聞かれる定番の話題なんだから、少なくとも、「自分自身のことで、英語で話せないことはない」くらいにして欲しい。

それもできないのに、TOEICやってる場合じゃないです!(会社の昇進で必要、とかなら話は別ですが)

仕事で英語使いたい

逆に、仕事で英語が必要な人。こういう人は、英会話スクールとか、カフェ英会話とかで、一般的なおしゃべりしてる場合じゃ無いです。ビジネス英語なんて、トピックが決まってるんだから、実は日常会話より簡単!自分の仕事で必要な範囲の英語「だけ」分かるようにすればいいんです。

たとえば、輸出入の仕事をしてるんだったら、「出国」とか「関税」とか、そういう単語「だけ」覚えればいい。膨大に見えるかもしれないけど、仕事は範囲が決まっているから、意外と100フレーズくらいでイケるんじゃないかと思います。

個人的には、日常会話より、ビジネス会話の方が簡単だとマジで思っています。だって、ビジネスですよ?!話す内容決まってるじゃないですか!対策も十分とれるし、なんなら自分の今までの知識が助けてくれるから、完全に全部分からなくても、何言ってるか大体分かったりするもんです。

これが日常会話にでもなってみて下さいよ!オーストラリアの人って、初対面から、いきなり家族の話とかつっこんでしてくるから、やれ「再婚相手の元旦那の子供が最近近所のお兄ちゃんとうまくいってない。」とか、バックグランドゼロから話を始められますからね!全く知らない話なだけに、かなりちんぷんかんぷんになりますよ!!

かと思えば、「あなたは、人生の幸せって何だと思う?」とかいきなり深いこと聞かれたかと思えば、日本の政治のシステムを質問されたりと、様々な疑問を、ありとあらゆる方向から投げられる、それが日常会話ですよ!その可能性たるや、無限大!!ビジネス英語の方が、傾向と対策が分かりやすい分、マジで楽ですよ!

話が盛大に逸れたけど、何が言いたいかっていうと、自分が学びたい範囲の英語だけ学べ!ってこと。

英語学習はキリが無い

英語の海は、深く、そして広いです。全部を勉強しようと思ったら、とてもじゃないですけど、一生かかっても無理だと思います。

だからこそ!英語を学ぶ「理由」がすごく大事になってくるんです。全部を知るのは無理だから、「自分が必要な領域」だけやろうということ。私が英語が爆発的に話せるようになったのも、学ぶ分野を絞る重要性に気づいたからです。

無駄に全部勉強してた時代

とまぁ偉そうに言ってしまいましたが、私も最初は、学ぶ分野を絞らず、手当たり次第に勉強してしまっていました。オーストラリアでワーホリ中に、語学学校に通っていたためです。しかも、当時はIELTS(アイエルツ)という、「読む、聞く、話す、書く」の技能を測る英語のテストの対策クラスに通っていたため、本当にこの四技能をバランス良く学んでいたんですね。

「4技能学べるなんてすごいじゃーーん♡」と最初は思っていたのですが、これが大きな間違いだった…!!だって、このクラスで一生懸命勉強しても、一向に英語が「話せるように」ならなかったからです。

それもそのはず。毎日毎日小難しい論文読んで、「この図から読み取れる情報を400文字で述べよ」ってライティングして…英語が「話せる」ようになるわけねーわっっ!!

私が英語を学びたい理由って「現地の人と話したい、いろんな人と話して、自分の価値観を広げたい」からだったんですね。だから途中で「え…じゃあ、書くのと読むの、いらなくね?」って気づいたんです。

 

思い切って、「読む」「書く」を捨てた

もう一度、「どうして自分は英語を勉強したいんだろう」って見つめ直してみた。そうしたら「人と話したい」っていうゴールが出てきた。だから私は、思い切って、「読み書き」の勉強は今後一切しないことにした。

だって、私、話したいんだもん!どんなに教科書読んでたって、全然話せるようになんてならないし!ってか、「読む」なんて、日本で散々やってきたし!語学学校に払った授業料はもったいないと思ったけど、私は学校の勉強はほぼ放棄し、自分で現地の友達を作って、彼らと積極的に話すという戦法に切り替えた。

これが功を奏した。もうすんんんんごい奏しまくった。端的に言うと、それからめっちゃ英語が話せるようになった。

「読み書き」を放棄した私は、「話す」ことに能力を全振りし、分からないことがあったら、学校の先生には聞かず、その場でその人に聞く。聞いたら、その場で覚える。

全ての時間と労力を「話す」ことのみに注力した結果、オーストラリアに着いて4ヶ月も過ぎた頃には、自分の言いたいことは大体何でも言えるようになっていた。

 

学ぶ範囲を絞るってマジで大事

もし私が、あのまま学校の授業に従って、「読む、書く、聞く、話す」の4技能をバランス良く学び続けていたら、確実にペラペラ話せる今の自分には出会えていなかったと思う。現に、語学学校の同じクラスにいた日本人で、もう数ヶ月通っているにも関わらず「この人、英語話せるな!」って思う人には、一人も出会えなかった。ちゃんと学校の宿題もこなし、授業にまじめに出席していたにも関わらず、だ。

私たちの時間は有限で、しかも、社会人ともなれば英語学習に使える時間はもっと限られてくる。その中で最大の効果を発揮するためには、関係の無い分野を勉強してる時間なんてない。

英語を話せるようになりたいのなら「話す練習」だけすればいい。私はオーストラリア滞在中の、わりと早い段階でこれに気づけたので、良かったと思う。

なんだろう…日本人ってテキストを読んだり、CD聞いたり、とにかく「お勉強」してれば英語が話せるようになるって信じてる節があるけど、私はそうは思わない。少なくとも、私は、「読む、書く」の勉強を全てストップし、「話す」練習に全ての労力を費やすようになってから、劇的に話せるようになった。

もし逆に、「自分は理系で、最新の論文を英語で読みたいだけ」という人がいたら、その人は「話す、聞く」には目もくれず、ひたすら「読む」勉強をしたらいいと思う。

 

まとめ

今一度、「どうして自分は英語を話せるようになりたいのか」をじっくり見つめなおして欲しい。それで、自分が今している英語の学習が、本当にそれに沿ったものになっているか、検討してみて!もし自分が英語を「話せる」ようになりたいのに、テキストを読んだり、文法を勉強したり、「読む」中心になっていたら、ぜひ勉強スタイルの見直しを!!

読んでばかりいても、英語は話せるようにはなりません!!