ワーホリに年齢は関係ない。学生でも社会人でも、行きたければ行けばいい。

こんにちは!オーストラリアで2年間ワーホリし、今は英語を使ったオフィスジョブをしているTAEです!

 

今日は「ワーホリと年齢」について書いていこうと思います。実際にワーホリを経験した私だからこそ書けること&考えたことを書きますね♪♪

 

大体何歳くらいの人がワーホリをしているの?

これはですね、TAEの体感としては、大学を休学してくる20代前半の若者組と、30手前にして「もう時間がない!」と駆け込みワーホリする、この年代がボリューム層かな、という気がします。

 

若者組は、「学生である今のうちに海外を体験しておこう。就活の際の話のネタにもなるし」という感じで、30前後のギリホリ組は、「会社で何年か働いてみたけど…私の人生これでいいのかな?」という、いわばリセット的な意味合いが強い印象です。

私はアラサーなので、後者の方にすごい共感できますねww日本で何年か社会人をして、仕事もそれなりにできるようになってきたし、特に不満もあるわけじゃない。だけど…なんていうか…「このまんまでいいのかな?」感がすごくある。このまま日本で、この鬱蒼とした感じを引きずって、生きて行かなきゃいけないのかな?見ないふりもできるけど、でも時々、「ずっとこの同じような生活が続いちゃうのかな?」っていう、なんかこう、ちょっとした不安がいつまでも胸につかえてある感じ。

 

TAEの場合

私は29歳の時にワーホリをしました。いわゆる、ギリホリってやつです。きっかけは、妹が「一緒にオーストラリアでワーホリしない?」って誘ってきたことです。

私は実は、海外にすごく興味があって、大学はアメリカの大学に進みたかったんですね。だけど、親に相談したら、「うちにそんな金はない」と言われ、断念をしました。(もちろん、奨学金など、他にも手段はあったでしょうから、所詮その程度の気持ちだったのだと思います)

そのまま海外への好奇心に蓋をして、「自分は海外に興味はないんだ」って自分にある種言い聞かせて、日本国内の大学に進学し、卒業後は日本で、海外とは全然関係のない仕事をしていました。

そんな折、妹から突然転がってきたワーホリの話。すごくビックリしたけど、心が良い意味で揺さぶられましたね。「え…ワーホリ?何それ?そんなに簡単に海外で住めちゃうもの…なの?!」って。だって、妹も全然英語話せるわけではなかったですから。

すごくすごく興味をそそられたものの、結局その時は「お金がないからいい」って断って。今思うと、完全に言い訳ですね。お金なんて、どーにでもなるわけですから。

ワーホリの初期費用については、こちらで詳しく書きました。↓↓

wakuwaku-everyday.hatenablog.com

 

そうこうしてるうちに、妹はワーホリに旅立っていきました。「お金が無いんだもん、しょうがないよね」なんて、自分を納得させる言い訳を言いつつ、心の中は安堵感でいっぱいでした。だって、チャレンジしなくていいわけですから。やっぱり人間、初めてのことは怖いものです。

それでも、半年後くらい時間が経ってからかなぁ?どうしてもワーホリのことが忘れられなくて、再度ネットで調べ始めるようになり、「やっぱり行きたい!」となって、行く事を決心しました。ホントおせーーよwww

妹が先にワーホリに行ってくれたおかげで、色々思い出せたんですよね。自分がなんかよく分かんないけど、漠然と海外に興味を持っていること。このまま、日本だけに留まっていることは嫌だってこと。怖いけど、やってみたいってこと。

実際に勇気を出して行ってみたら、これがまた本当に大正解でした!

ウーフ(オーガニック農家)で、トラクターを乗り回したり、新鮮な野菜を採取したり、オーストラリア人の彼氏と大ゲンカしたり…様々なドラマがあって、私を、人間として大きく成長させてくれました。ワーホリ前の自分には、絶対に戻りたくない。ワーホリのない自分の人生はありえない。自信を持ってそう言えます。

 

学生さんにとってのワーホリ

学生にとってのワーホリも、すごく大きな意味があると思います。というのは、これから就職という、自分にとっての大きな決断を下すわけですよね。その時に日本で普通に高校、大学と通って、日本しか知らなかったら、視野が極端に狭いと思う。そんな状態で、果たして自分の求める環境の場所を選ぶことができるのか?と思います。

就活、という点を抜きにしても、若い時期に海外に出て、自活するというのは大きな意味がありますね。現に、私がオーストラリアで知り合った日本人の男の子。大学を休学してワーホリに来ていたんですが、ワーホリ始めた直後は、どこか頼りなくて「自分のことは気持ち悪い、嫌いだ」って言ってたんです。

それが、ワーホリ終了後は、自信に満ち溢れた顔をして「まぁ、就活なんてなんとかなるっしょ!余裕~♪」なんて、言ってました。(実際、オーストラリア内で生活するのと比べて、母国語が使える日本は余裕だと私も思ってますw)それで私が、「ねぇ、自分のこと、好き?」って聞いたら「え?好きだよ?当たり前じゃん!」ってさも当然のように言われました。「ワーホリ前は、自分のこと気持ち悪い、キライだ!」って言ってたよ、アンタ!って思わずツッコミましたが、本人はもうそんなこと覚えてもいなかったようで(笑)一年間で人はこんなにも変わるのだな~なんて感心しました。

もちろん、ワーホリしていても、話すのはもっぱら日本人だけ。日本食レストランで働いて、日本人としかつるまない。なんて生活をしていたら、ワーホリをしてもさほど変化はないと思います。

だけど、きちんと勇気を出してローカル社会に飛び込んで行って、様々なトラブルに見舞われながらも、それを乗り越えた後には、こんなボーナスが待っているものです。慣れない言葉&文化で、親元を離れて一人でアルバイトして、生計を立てて、生活ができた。これだけで、ものすごい自信になりますからね。

若い時に、こんな貴重な体験ができるのは、その後の人生に大きな影響を与える、素晴らしいことだと思います。TAE個人的に、学生さんで「今ワーホリ行きたい!」って思っている人がいるなら、「行っちゃえばいいじゃん」って思いますね。確かにワーホリは30歳までできるので、今休学してまで行く必要あるのかなぁ?って思っちゃうかもしれませんが、私は「行く価値がある!」と思っています。

 

アラサー世代の場合

ワーホリができるようになるギリギリの、アラサー世代の人で、ワーホリが気になっている人!そんな人たちにも、ぜひワーホリを経験して欲しいな、とTAE個人的には思いますね。

「30歳間近じゃもう遅すぎるかな?」「英語が吸収できないかも?」年齢的に、そんなことを気にしちゃうかもしれませんが、心配しなくて大丈夫です!まず、英語ですが、アラサー世代でも全然間に合います!!

まず、私も29歳でワーホリしましたが、全然余裕で英語伸びましたし(もちろん努力はしましたよw)今は英語を活かした仕事を日本でしてますしね。それに、個人的に30歳から本格的に勉強を始めて、同時通訳にまでなった人を知っているので、ホントにヤル気次第で、年齢は関係ないと思います。

それに、誤解されがちですが、ワーホリ一年を充実させるにあたって、英語力ってそんなに重要じゃないですからね!なんか、他の色んなサイトは「英語が出来なきゃダメ、出来なきゃダメ」ってやたら煽るけど、ワーホリなんて、たかだか一年じゃないですか。永住や、ビジネスで長期滞在、とかだったら、高度な英語が必要になってくる場面もあるかもしれませんが、ワーホリなんて、もっと気合とかノリの方が大事になってきますね。

まず、仕事ひとつにしても、ワーホリなんて、期間限定ですから、そもそも正社員にはなれませんよね。できる仕事といえば、レストランとかカフェとか、ファームとか、そういうカジュアルジョブが主になってきます。そして、当然ですが、これらには高度な英語は必要ではないです。

そして、おそらく「ワーホリをしたい」という人の多くが「世界中の友達を作りたい」という目標を掲げてくると思いますが、友達を作るにしたって、語学力より重要なことがたくさんあります。笑顔とか、愛嬌があるとか、もっと、そういうこと。だって、語学力が高ければ友達になれるんだったら、私たちは日本人全てと友達になれるはずですよね?でも、実際は感じの悪いヤツとは友達にはなりたくないじゃないですか。そういうことなんですよ。

逆に、英語はあまり上手じゃなくても、ノリが良くて、笑顔が素敵な子は、いつも人に囲まれていましたね。

 

会社を辞めることに対する躊躇

アラサー世代は、学生の休学とは違い、「会社を辞める」という、大きな決断を迫られますよね。私は幸い?どのみち当時の仕事(マッサージ業界)に嫌気がさしていたので、会社を辞めることに対する苦痛や迷いはこれっぽっちもありませんでした。

でも、大企業とか、いわゆる社会的に良い企業に勤めてる人にとっては、会社を辞めるのって、なかなか踏ん切りがつかないですよね。TAEもそう簡単に「会社なんて辞めちゃえば?」とは言えないですね。

ただ、みなさんもうお気づきとは思いますが、もう今は大企業でも潰れる時代だし、潰れなくても、大々的なリストラだって大いにあり得るし、「良い企業の正社員」っていう立場だって、100%いつまでも保証されているわけではないですよね。

それに、今本当に自分の仕事に満足して、充実感を得られているのであれば、そもそも「ワーホリしたい」とも思わないでしょうから、やっぱり心のどこかで「今の状態から脱却したい」っていう思いがあるのでは?と思います。

グローバル化が進んで、世界のどこでも働くことができる、という時代に、日本しか知らず、選択肢は日本国内のみ。という方がリスクかな~。という気もしますね。もし、「リスク」ということが気になるのならば。

ただ、こんなん全ては結果論ですから、何がどう転ぶかなんて、誰にも分かんないです。「ワーホリ行ってよかった!」って思うかもしれないし「行かなければ良かった!」って思うかもしれない。でも、そんなん誰にも分からないわけです。

この世に唯一の「正解」なんてない。だから、結局自分で決めるしかないんですよね。

私は、ワーホリ前は、婚約者がいて、結婚前提に付き合っていましたが、どうしてもワーホリに行きたくなり、結果お別れすることになってしまいました。30歳目前にしてですw

でも、あくまでTAEの場合ですが、このまま結婚しても、どこか心の中で「ああ。ホントはワーホリで海外行ってみたかったのに。今は子供がいるから、一人で勝手に海外なんて行けやしない。それもこれも、アイツと結婚したせいだ!」って思ってしまう自信があったんです。そんなの絶対嫌だな~と思って、彼の反対を押し切って、ワーホリすることにしました。

結果、今は彼も新しい恋人と結婚をしたって風の噂で聞きましたし、私もワーホリで海外に行けて、本当に満足ですから、あの時、ワーホリに行って良かったなぁと思っています。

 

まとめ

結局、答えなんてありませんから、自分の好きなようにしたらいいと思います。行くのもベストの答えだし、行かないのもベストの答え。自分が後悔しないようにすればいいだけだし、後々後悔したとしても、それすらも答えなのかもしれない。

ただ、私が29歳でワーホリしたので、アラサーでも海外に挑戦するのに遅すぎるってことはない。それだけは確信しています。

あとは自分のハートに聞くだけですね!大丈夫!どっちを選んでも、それがあなたにとっての、正解ですよ!!!