ワーホリ経験者が考える、失敗しないワーキングホリデーにするために一番大切なこと
こんにちは!TAEです!
私は、2014~2016年まで、オーストラリアでワーキングホリデーをしていました。現地の人とたくさん交流をし、自分で言うのも何ですが、かなり充実したワーホリが出来たと思っています。
その一方で、お世辞にも「充実したワーホリ」を送っているとは思えない日本人ワーホリの人も数多く見てきました。日本食レストランで働いて、日本人同士でばかりつるんで、オーストラリアにいるのに、全然英語使わない・・みたいな、そんな生活を送ってる人たち。
私はそういう人たちをみて、単純に「もったいないな」って思ったんですよね。
というのも、そもそも、ワーホリに来てる人って、元々はすごい人たちなんですよ。社会人なら会社を辞めて、学生なら休学してまで、ワーホリしに来てるわけじゃないですか。その勇気も度胸もある、一歩踏み出すガッツのある人たちなハズなんですよね。
それが、どうしてこんな南半球の異国の地に来てまで、同じ日本人同士でのみ固まって、ジャパレスで働いて、、ってなってしまうのか。
そういう人たちと話をしてみたけど、かなり真面目な人たちばかりだったし、すごい頭が悪いとか、そういう決定的なダメな要因も見つからなかったので、、ホント単純に「なんでなの?」って不思議に思うようになったんですよね。
生粋の思考人間、頭で考えることが大好きな私は、オーストラリアでワーホリ中、よくそんなことを考えていました。そして、私なりの結論が出たので、この場で発表しようと思います。
これからワーホリしたいと考えている人、または今ワーホリ中だけど、「いまいち自分のワーホリ、イケてないな」と感じてる人は、是非参考にしてみてください。
さて、ちょっと前戯が長くなってしまったのですが、、、ほら、私も女性なので前戯は長い方が嬉しいんですよね。(性的な意味で)
さて、いよいよ結論なんですけど、イケてないワーホリをしている人の特徴ってズバリ
「ハズレの場所に当たっても、そこに居続ける」
ことなんですよね。どうしてこうなってしまうのか。私はつの理由があると思っています。
①我慢&忍耐が美徳だと思っているから。
これ、私がオーストラリアに行って、初めて肌で感じました。どんなに理不尽な違法ファームに当たっても「3か月の辛抱だから」とそこに居続ける。(ファームで3か月働くと、ビザが1年延長できるため)
なんていうか、日本人って、頑張りポイントがズレてるんですよ。これがヨーロピアンの彼らだったら、速攻「こんなとこ居らんねーよ!」って悪態とツバ吐いてさっさと次のファームに移動してます。次の新しい場所を見つける努力をするんです。
でも日本人は違う。その嫌な場所に我慢して居続ける努力をするんです。だって、日本人の心には我慢&忍耐は美徳って映ってるから。どんなに理不尽な場所でも、そこに居続けることに価値を見出すんですよね。石の上にも三年的な。
でも、ことワーホリにおいては、その考えは致命傷になりかねません。なんてったって、時間は1年(セカンドビザ取っても2年)しかないわけですから。「本当はイヤだけど、しぶしぶ居座る」時間なんて、1日だってないはずなんですよ!
充実したワーホリを送りたかったら、努力する方向を決して間違えないでください。ハズレの職場やシェアハウスに我慢して居続けるのではなく、次の新しい場所を探す方に全神経を注いでください。
②すぐに辞めたらいけないって思ってるから。
ちょっと①ともかぶるんだけど、書いちゃえ!笑
なんか、日本人って、「一度始めたらすぐに辞めちゃいけない」って思ってる人がすごく多いんですよね。
こう言ってる日本人によく会いました。
「ホントはローカルで働きたいんだけどぉ~。今働いてるジャパレスの店長に面接で『半年働けます。』って言っちゃったから、もう辞められない」
とか、超悲惨なウーフ(オーガニック農家のこと)で働いてて、私が「辞めなよ!」って言っても「でも、3か月働くって言っちゃったから・・」とか。
お前ら、奴隷か?!奴隷なのか?!
本当に日本の教育機関は、思考停止した従順な下僕の大量生産に成功したと思いますよ。あえてキツイ口調で言いました。ごめんなさい。
っていうのは、私が言いたいのは、「私たちって、もっと自由なはずじゃん!辞めたいとき、いつでも辞めていいんだよ?!」ってこと。
そりゃ面接の時は「長く続けます!」って言ったかもしれないけどさぁ。それは、面接の時、働く前の話じゃん。実際働いてみて、「やっぱり合わないな」っていうときもあるだろうし、ふいに前から気になっていたローカル企業から電話がかかってくるかもしれない。
そういう時は、思い切って、「えい!」って辞めちゃっていいと思う。なんで「〇カ月働く約束したから」って、そんなのに縛られちゃうの?大事なのは、今の自分の気持ちじゃん。
これも私がローカルで働いてた時に感じたことなんだけど、他の国の子たち、マジですぐ仕事辞める。なんなら、入ってすぐのレストランで「ここはただの繋ぎ~。もっと良いレストランが見つかったら速攻で辞める。」って宣言してる子もチラホラいた。そして、実際にすぐにもっと条件の良いレストラン見つけて、2週間とか1か月とかで辞めてく。
たぶん文化の違いだとは思うんだけど、彼らは「始めたらすぐに辞めてはいけない」って思ってないんだと思う。「もっと良いものが見つかったら、そっちにすぐ行っていい」って思ってる。
正解なんてないけど、ワーホリという、限られた時間の中で、どっちの方が自分を喜ばせてあげられるか、考えてみてほしい。
③まわりに迷惑をかけたらいけないと思ってるから。
これも超日本人あるある!めっちゃハズレのジャパレスに当たってるのに、「いま私が辞めたら、まわりに迷惑がかかるから・・」とか、
マジでそんなん関係ねーから!!辞めたかったら今すぐ辞めろ!!
これもワザと強く言いましたが、日本人って、本当に優しいというか、気配りがハンパないというか、大和撫子というか、、、周りに気を使いすぎなんですよ。
結果、一番大切な、自分の心を犠牲にしてしまっている。
ちなみに、私は日本が大好きです。日本人の、そういう自分だけでなく、周りの人のことも考えてあげる親切心、心の美しさ、大好きです。
でも、それをやりすぎて、自分の本当にやりたいことを見失ってしまっている人が多すぎる。日本人は、もっともっと我儘になっていい。
他の国の彼らを見ると、ホントすごいよ。めっちゃ自分の意見主張するし、あんま人のこと考えてないし。
最初は「何なんだよコイツら!もっと人の事考えろよ!」ってハラワタ煮えくり返しそうになったけど。
今思えば、彼らは「自分のことを大事にしている」んだよね。ただ単に、他人よりも自分の気持ちを優先してあげているだけ。
日本式の教育を受けて育った私には初めは衝撃だったけど、今なら彼らの気持ちがよく分かるし、現に私もそうなっていった。だって、この世の中で、一番大切なのは、親でも兄弟でも友達でも恋人でもない、自分じゃん!
「周りの迷惑」を考える前に、もっともっと、自分の本当の気持ちに気付いてあげてほしい。これは私の切なる願い。
まとめ
以上が私が考える、充実したワーホリを送るために大切なことです。
つまりは、一度手にした環境で、全てがうまくいくと思うな!合わなかったらすぐに次に行け!!ってことです。
バイト先なり、シェアハウスなり、ボランティアなり、最初の一回で、最高の場所を見つけるのは、なかなか難しいと思います。
慣れない異国の地で、ようやく手に入れた居場所を、またすぐ手放すのがしんどいことは、重々承知してます。でも、「うわぁ・・ここ、ハズレだったわぁ・・」って思ったときに、どれだけすぐ次の場所に移動できるか、フットワーク軽くいけるかが、充実したワーホリを送れるかどうかの分かれ目。
私もハズレの農家に当たったときは、4日で辞めて、そそくさと次に行くようにしてました。(ちなみに、私の後に来たアイルランド人は、1日で辞めてた笑)
今、自分がいる場所に、本当に満足してますか?してないんだったら、今すぐ次の場所に移動することを考えていい。
ワーホリの時間は限られています。1日だって無駄にしないように、自分の本当の心に問いかけてみてください!!