【オーストラリアワーホリ体験記①】ワーホリするのを決めた理由。海外に対する漠然とした憧れ。

こんにちは!オーストラリアで2年間ワーホリをし、今は英語を使ったオフィスワークをしているTAEです☆

これからワーホリを検討している人、もしくは絶賛ワーホリ中の人は、とにかくワーホリに関する情報が欲しいところですよね。ネットにはワーホリに関する情報が溢れ返っていますが、発信元の多くはエージェントだったりと、ビジネス絡み。そうすると、どうしてもバイアスの掛かった、偏った情報になってしまいます。

例えば…「語学学校には必ず行かなければいけない!」とか、「保険は絶対に入らないといけない!」などなど。これらは、紹介すると紹介料がもらえるから、そう言っているという側面が強いです。

TAEの意見はこちら↓↓

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なので、そうした業者がビジネスチックに発信している情報ではない、もっとこう…実際の一日本人女性が体験した、生のリアルな体験談を発信したいと思いました。実際のワーホリと、ネット上の情報の差が、かなり大きくなってしまったという印象があるからです。

語学学校一つにしても、語学学校に通っても全然英語力伸びてない人もたくさんいるし、逆に通わなかったけど、英語が上達した人もいます。選択肢は、ごまんとあるんです。

これからワーホリを検討している人の参考になれば幸いです♪あと、帰国して2年近くの月日が経ち、ワーホリ生活を忘れてきてしまっているので、そんな自分の為の備忘録的な意味合いもあることをご了承ください☆それでは、さっそく行ってみましょ~!!

 

元々、海外に強い興味があった私

海外への興味は、割と子供のときからあったように思います。よく覚えてないけど、少なくとも、小学校の低学年頃にはありました。理由は、ご近所に住むおじいちゃんでした。

そのおじいちゃんは、米軍で通訳をしていた経験があり、ことあるごとに私に「TAEちゃん、外国に出た方がいいよ。この狭い日本だけに留まっているんじゃなくて、世界を見た方がいい。2つ以上の価値観を持っていると、なにか悩みがあったときにも『でも、あっちの国では、ああいう考え方をするもんな』って上手に切り替えることができるから」と言ったものでした。

30歳を超えた今思うのは、小学校低学年から、ほぼ毎日のようにこのおじいちゃんの家に遊びにいき、毎回こういった話を聞かされて育った私ですから、それはもう潜在意識の奥底にまで「海外への漠然とした興味」は植え付けられていたと思います(笑)それに「英語が話せるほうが、世界が広がるからいいよ」ともよく言われていました。

 

大学はアメリカに留学したかった

「いつかは海外で暮らしてみたい」という思いを抱きつつも、高校までは普通科に通い、特に英語に触れる生活ではありませんでした。転機は大学受験。どうしても日本の大学に自分が通うビジョンが浮かばなくて、受験勉強に全く身が入らなくて。

そんな折、なにかの拍子に「大学から、アメリカ留学できる」っていう情報を小耳にはさんで、さっそくいくつかの留学エージェントの説明会に母と足を運びました。説明を聞けば聞くほど、どんどんアメリカ留学に想いを馳せる私。

そんな私とは対照的に、母の表情は全く明るくなく、パンフレットの留学の費用のページを見て一言、「ウチにはそんなお金は無いよ。お父さんに相談するまでもないよ、こんな金額」と言い放ちました。

その母の表情を見て、すべてを悟った私は、アメリカ留学を即座にあきらめ、華々しく高卒フリーターへの道を突き進んでいったのでした(笑)今にして思えば、もし本気でアメリカ留学したかったのなら、自分でお金を貯めるなり、奨学金を調べたりしたでしょうから、所詮その程度の気持ちだったということなのだと思います。

 

しばらくは、海外への興味を忘れていた

高卒フリーターになってから2年経ち、ある日急に「大学に行って経営を勉強したい!」って思い直して、1年間独学して、大学に入学しました。授業に期待していましたが、そこは日本の大学。授業はクソでしたねw自分で本を読んだ方がよっぽど役に立ちました。

大学を卒業してからは、海外とは全く関係の無い分野(スポーツトレーナー)で働いて、しばらくは自分が英語や海外に興味があったことはすっかり忘れていました。むしろ大学時代は「日本にいるのに、英語なんて必要ねーよ!」ってオラついてて、何度も何度も必修の英語の単位を落とし、再履修の嵐でした。

 

海外への興味を思い出したのは、妹の意外な発言

そうして、会社で働いているうちに、すっかり海外への関心を失っていた私に訪れた転機。妹が急に「TAEちゃん!(←妹は私をこう呼ぶ)一緒にワーホリ行かない?!」って言い出したんです。

妹が海外に興味があったなんて知らなかったので、私はもうビックリ!!だって、妹の口から「外国」なんて聞いたこともなかったし、英語の成績も、全然良くはなかったので。「え!!お前、急に海外とか!え!そんなキャラだったっけ?!海外で暮らすとか、英語は?!お金は?えええ!てか、そもそもワーホリってなんだっけ?!」って頭の中はメダパニ状態でしたね。

そのときに、ふっと「あ、そういや私、10年くらい前は、めっちゃ海外行きたいって切望してたな」って思い出したんです。どこかにしまってた、淡い想い。なんだか、ちょっとくすぐったくて、苦しくて、甘酸っぱい、初恋みたいな思い出。

でもすぐ「英語話せない!怖い!ってか、金がねぇ!!」ってできない言い訳を探し始めてました。当時私は、マジで薄給だったので(平均月収13万くらい)、ワーホリに行く資金を貯めるなんて、とてつもない高い壁のように思えていました。

実際は、ワーホリってそんなにお金かからないんですけどね。それについては、こっちの記事で詳しく書きました↓↓

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それに何より、妹に「マジでお金がないから、行きたくてもすぐには行けない」なんて恥ずかしくて言えなくて「ああ…うん…」なんて、曖昧に答えてました。今思えば、マジでいらない、こんなプライド!!姉のクソくだらないプライドなんて、いらねーんだよ!!その時点で妹には正直にゲロって、一緒に方法でもなんでも考えれば良かったのにワーホリ前の私ときたら…。

そんな風にお茶を濁していたら、妹はしびれを切らして、さっさと一人でオーストラリアへ旅立っていきました。マジでナイス判断、妹。こんなうじうじしてる姉は、見切るが勝ち。

妹が先にワーホリに行って、少しさびしかった反面、ホッとしてる自分もいました。「ああ、もうこれでワーホリ行かずに済む。挑戦しなくて済むんだ」って。結局お金がなんだって理由をつけて、新しいことに挑戦するのが怖かっただけなんですよね。

 

それでも消えなかった、海外への想い

それからしばらく、ワーホリのことは忘れていました。それでも、もともと海外に興味はあった私。それを大学留学の時に金銭的なことを理由に無視をして、30歳間近にしてまた同じことをしようとしても、もう2回目は無理でした…。

どんなにワーホリへの想いに蓋をしようとしても、もうできなかったんです。妹がワーホリに旅立ってから数か月、気が付けばワーホリについてググっている自分がいたんです。「なんだよ自分。やっぱり海外に行きたいんじゃん」って思いました。

それでもなんか踏み切れずにいた私でしたが、こじんまりと営業されているエージェントを発見し、そこのHPを読み込んでいるうちに、「ここでなら安心してワーホリできそう!」と思い立って、ワーホリ行きを決意しました。

そこに決めた理由は、なんでもかんでも決めつけていないところ。「たとえば、こういう考え方もできるし、こういう考えもあるよね、最後は自分で決めてね。」っていうスタンスが、他のビジネスライクなエージェントとは一線を画していました。私の最大の懸念、ワーホリ費用も、「やろうと思えば、いくらでも抑えられる」って持論を持っていたところだったので、すっごく共感して、そこのエージェントにお世話になることにしました。

 

決めてからは、あっという間

「よし!ワーホリするぞ!」って決めてからは、すべてが早かったことを鮮明に覚えています。

●オーストラリア行くから、飛行機予約しなきゃ→お、2月が安いぞ。2月にしよ~

●2月だから、そこを目処に退職の意思を職場に伝えよう~

てな感じで、ポンポン物事が運んでいきました。「こんなに何でもうまく物事が進むんだ」ってビックリしました。結局、「ワーホリ行く!」って決心するまでが、一番大変だったんですよね。決めたら、あとはやるだけの世界になるので、それはそれは早かったですw

 

理由は、「行きたいから」でOK

よくワーホリ関連のサイトで「成功するワーホリのためには、明確な目標を持つことが大事」と書いてありますが、私は、目標なんてなくてもいいと思っています。現に私も、明確な目標なんて持たずにワーホリをスタートさせました。

それでも、今英語を使った仕事ができるくらいの英語力を身に着けて帰国できたし、オーストラリア人の彼氏はできたし、外国人の友達もできたし、ローカルレストラン&ファームで働けたし、ウーフ(オーガニックファーム)を楽しんだし、死ぬほど充実したワーホリ生活を送ることができました。

もちろん、「英語を使った仕事がしたいから」などの明確な目標を持って、ワーホリすることは全然かまいません。それは個人の自由。

でも、多くの人がワーホリする理由って、なんかこう…「海外に興味がある」とか「今の自分や生活を変えたい」とか「なんか新しいことをしたい」みたいな、ふわっとした、漠然としたものなんじゃないでしょうか。というのは、本当に明確な目標があるなら、ワーホリじゃなくて、留学とかビジネスとか、そっちに目が行くと思うので。

言うならば、「なんか新しいものに触れて、今の自分に化学反応を起こしてみたい」っていう一言に尽きるんじゃないかと。そしてそれって立派な「明確な目標」じゃないですか?!日本って、島国だし、鎖国的だし、基本日本人ばかりだし。そんな日本人が「海外に出て生活する」っていうだけで、得られるもの、いっぱいあると思いますよ。

少なくとも私は、「ワーホリ前の自分には、死んでも戻りたくない」って思うくらい、ワーホリで多くのものを得ました。

だから、いまワーホリに行く「明確な目標」がない人でも、安心してワーホリに行ってほしいって、TAEは思います。目標なんて、あっち行ってから作ればいいじゃないですか。